東京大田区 「下町ボブスレー プロジェクト」

プロローグ

「モノづくりのまち」大田区の中小企業で2014年ソチ冬季オリンピックの出場を目指して「下町ボブスレー ネットワーク プロジェクト」が進められています。11月1日から東京ビッグサイトで開催された日本国際工作機械見本市で初公開されました。

世界トップクラスのボブスレーチームの背後に、ドイツはBMW、イギリスはマクラーレン、イタリアはフェラーリなど自動車メーカー、F1コンストラクターが係わっており車体の軽量化と空力で熾烈な戦いを繰り広げています。

この「氷上のF1」と呼ばれるボブスレーの戦いに挑むのは、金属精密加工業のマテリアルを核とした大田区の中小企業30社を中心にカーボーン製品の設計・製造を手がける童夢カーボンマジック、多くの自動車メーカーなどが採用しているソフトウエアクレイドルの流体解析ソフトでボブスレーの空力をシミュレーション、3D造形のイグアス、氷上の摩擦関連で東京大学大学院加藤教授、大田区在住で冬季オリンピック3大会に出場したボブスレーパイロット脇田寿雄氏などの支援を受け、ボブスレー本体の提供(貸出)の仙台大学ボブスレー・リュージュ・スケルトン部、大田ブランド推進協議会などで構成された産学官のプロジェクトです。

一号機(プロトタイプ)の完成でソチ冬季オリンピック出場に向けた「夢」の一歩がスタートしました。

 

日本国際工作機械見本市で公開された日本製ボブスレー

 

仙台大学ボブスレー・リュージュ・スケルトン部からお借りしたボブスレーを観察する「下町ホブスレー」プロジェクトメンバー。

 

童夢・風流舎の風洞にボブスレーを持ち込み、データ取りを行う

 

人と車のテクノロジー展おける「下町ボブスレー」の記者発表

 

3D造形によるプロトタイプの試作

 

長野県にあるボブスレーコース「スパイラル」の下見と最新の市販モデルを調査

 

流体解析ソフトで空力を比較する。上段が仙台大学所有のホブスレー、下段が今回設計されたボブスレー。オレンジ色が時速140kmを示しています。

TEXT 井上 久仁浩